以下のレジストリを変更する。
HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters\
キー 変更後値 既定
ConnectionCountPerNetworkInterface 16 1
ConnectionCountPerRdmaNetworkInterface 16 2
DisableBandwidthThrottling 1 0
FileInfoCacheEntriesMax 32768 64
DirectoryCacheEntriesMax 4096 16
FileNotFoundCacheEntriesMax 32768 128
MaxCmds 32768 15
DisableLargeMtu 0 1
EnableCompressedTraffic 1 0
キーの説明
- ConnectionCountPerNetworkInterface
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows Server 2022、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012
既定値は 1 であり、既定値を使用することを強くお勧めします。 有効範囲は、1 から 16 です。 非 RSS インターフェイスのサーバーで確立される、インターフェイスごとの最大接続数です。 - ConnectionCountPerRssNetworkInterface
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows Server 2022、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012
既定値は 4 であり、既定値を使用することを強くお勧めします。 有効範囲は、1 から 16 です。 RSS インターフェイスのサーバーで確立される、インターフェイスごとの最大接続数です。
- DisableBandwidthThrottling
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008
既定値は 0 です。 既定では、SMB リダイレクターは、ネットワーク関連のタイムアウトを回避するために、待機時間の長いネットワーク接続全体のスループットを調整します。 このレジストリ値を 1 に設定すると、この調整が無効になり、待機時間の長いネットワーク接続でのファイル転送のスループットがより高くなります。
- FileInfoCacheEntriesMax
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008
既定値は 64 であり、有効範囲は 1 から 65536 です。 この値は、クライアントがキャッシュできるファイル メタデータの量を決定するために使用されます。 この値を増やすと、大量のファイルへのアクセス時にネットワーク トラフィックを削減してパフォーマンスを向上させることができます。
- DirectoryCacheEntriesMax
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008
既定値は 16 であり、有効範囲は 1 から 4096 です。 この値は、クライアントがキャッシュできるディレクトリ情報の量を決定するために使用されます。 この値を増やすと、大規模なディレクトリへのアクセス時にネットワーク トラフィックを削減してパフォーマンスを向上させることができます。
- FileNotFoundCacheEntriesMax
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008
既定値は 128 であり、有効範囲は 1 から 65536 です。 この値は、クライアントがキャッシュできるファイル名情報の量を決定するために使用されます。 この値を増やすと、大量のファイル名へのアクセス時にネットワーク トラフィックを削減してパフォーマンスを向上させることができます。
- MaxCmds
適用対象: Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008
既定値は 15 です。 このパラメーターは、1 つのセッションに対する未処理の要求の数を制限します。 この値を増やすとメモリをより多く使用できますが、より深い要求パイプラインを有効にすることでパフォーマンスを向上させることができます。 また、MaxMpxCt とともにこの値を増やすと、FindFirstChangeNotification 呼び出しなどの、多数のファイル要求が長期間未処理であることが原因で発生するエラーを除去することもできます。 このパラメーターは、SMB 2.0 サーバーとの接続には影響しません。
- DisableLargeMtu
既定値は、Windows 8 の場合のみ 0 です。 Windows 8 では、SMB リダイレクターは、要求ごとに最大 1 MB のペイロードを転送するため、ファイル転送速度が向上します。 このレジストリ値を 1 に設定すると、要求のサイズは 64 KB に制限されます。 この設定を適用する前に、この設定の影響を評価する必要があります。 - EnableCompressedTraffic
適用対象: Windows 10
既定値は 0 です。このレジストリ値を 1 に設定すると、SMB 圧縮が有効に成る。
参考情報
- ファイル サーバーのパフォーマンス チューニング ( Microsoft Document )
- SMB ファイル サーバーのパフォーマンス チューニング ( Microsoft Document )
- SMB の圧縮 ( Microsoft Document )
- Windows 10/11で可能だが、デフォルトでオフになっているSMB圧縮の効果を試す ( ASCII.jp )
- SMB compression behavior & settings changes ( Microsoft Community Hub )
- Microsoft、新しい仕様のSMB圧縮をWindows 11/Server 2022向けにリリース ( TECH+(テックプラス))
- ファイルサーバとしてのWindows Server 2022 ( TECH+(テックプラス) )
- 知られざる新機能 SMB圧縮でファイルコピーを2倍以上高速化! ( アメリカビーバーがSEですか )
- SMB ファイル転送速度の低下 ( Microsoft Document )