Scalable Networking Pack (SNP) を無効する

 

 

 

目的

 

  • 予期しない TCP Reset パケット の発生
  • TCP パケットの ロスト
  • ブルー スクリーン ( BSoD )の発生
  • ファイル 転送の失敗
  • リモート デスクトップ の接続負荷
  • ネットワーク を利用する アプリケーション の エラー

等々予測不能な エラー / 挙動 がでる可能性が有るため其れの予防処置。

 

 

説明

 

  • SNP(Scalable Networking Pack) の有効化により効果が期待できるような環境は、10 GbE 程度の NIC を搭載し、数 Gbps 程度の通信を頻繁に行うような環境なので通常無効にしても影響を受けるユーザーは限られる

 

手順

 

コマンドで現在の状態(設定)を確認後 SNP が有効な場合は無効にする。

 

  1. [WIN] + [X]
  2. Windows PowerShell (管理者)(A)]を起動
  3. [CDM] を入力
  4. Enter キー を押下
  5. [netsh int tcp show global] を実行
  6. [Receive-Side Scaling 状態] を確認
  7. disabled ]に成っている場合は SNP が無効に成っているので作業の必要性なし
  8. enabled] の場合は [netsh int tcp set global rss=disabled] を実行
  9. 再度、[netsh int tcp show global] を実行し [Receive-Side Scaling 状態 :disabled] に成っている事を確認
  10. Windows PowerShell を終了後システムを再起動

 

 

 

  • 此を行った場合(SNP を無効)
    非 RSS インターフェイスごとの最大接続数 が[1](規定値)に成るので此を [4]に変更する。
    (RSS インターフェイスごとの最大接続数 は [4](規定値))

    HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters\ConnectionCountPerNetworkInterface

    を [4]に設定する。



コマンドで行う場合

  • reg add "HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters\ConnectionCountPerNetworkInterface" /v DisabledComponents /t REG_DWORD /d 4 /f

を実行後再起動する。

 

参考ページ