PC の パフォーマンスの向上 (SSD 構成編)

 

 

  • SSD は IPOS (Input/Output Per Second)が速い物を選択する
    2.5インチ SSD なら 1TB 以上の物
    NVMe SSD なら 2TB 以上の物
    が概ね最速の筈(カタログスペックで要確認)

 

  • DRAM キャッシュ が搭載された物を選択する
    DRAM キャッシュ レス の物を選択する場合は、NVMe SSD を選択する
    (デスクトップ なら増設  I/F カード を噛ませて NVMe SSD を入れる)

 

  • SSD を二基 インストール する
    デスクトップ
    ドキュメント
    ダウンロード
    ピクチャ
    ビデオ
    ミュージック
    等、場所を変更可能なフォルダを D Drive (C とは異なる物理Driveに変更)

    注)フォルダー の”場所”を変更する場合
      例:デスクトップフォルダー
        元場所:C:\Users\ユーザー名\Desktop
        変更後:D:\Users\ユーザー名\Desktop
       Drive ネーム のみを変更する。

 

  • SSD に対して オーバープロビジョニング (Over Provisioning) を設定する

 

  • SSD を二基 インストール する理由

    使い始めるとSSDの性能は低下する(後編)
    > 読み出しと書き込みの比率による性能変化は直線的ではない。書き込み動作が少し交じるだけで、SSDの性能は大きく変化する。

    >  例えば、ランダム書き込み(書き込み動作が100%)のベンチマーク値が1、ランダム読み出し(読み出し動作が100%)のベンチマーク値が10のSSDがあったとしよう。実際の動作は、書き込みと読み出しが入り交じることが多い。そこでランダムな書き込み/読み出し動作で、書き込み動作が10%、読み出し動作が90%という条件が、実使用条件にほぼ等しいとする。ここでユーザーが想像するのは、ベンチマーク値が1から10の間で、10にかなり近い値になりがちである。なぜなら、動作の90%は読み出しだから。

    >  ところが、実際はまったく違ってくることが多い。SSDコントローラベンダーであるLSI社が公表した資料によると、書き込み10%/読み出し90%の条件では、ベンチマーク値(IOMeterによるIOPS値)は1.5~2.5になる。書き込みが10%ほど交じるだけで、性能はおよそ1/5以下に下がってしまう。


    SSDベンチマークの期待と現実
    >
    読み出し100%と書き込み100%の間にある現実
    >  例えば読み出し比率95%/書き込み比率5%の使用条件があったとする。この場合、Read IOPSのベンチマーク値に近い性能を想像するかもそれない。しかし実際には、5%の書き込みが存在するだけでIOPS値が激減する。Smith氏が示した性能値では、Read IOPSの半分から5分の1にまで下がっている。

    なので アクセス を分散させて SSD の アクセス 性能の低下を防ぐ。

 

 

参考情報